総合内科
INTEMAL MEDICINE
急性胆嚢炎・胆石発作
胆石があると言われたことはあるでしょうか?
胆石はいま成人全体の10%にはあると言われており、胆石を持つすべての人が胆嚢炎のリスクがあると言えます。

急性胆嚢炎・胆石発作の原因
ほぼ胆石のせいです。胆石は胆嚢と言う袋の中にできます。胆嚢は肝臓にぶら下がっているため、胆嚢炎が起こると右のわき腹が痛くなります。
急性胆嚢炎・胆石発作の症状
胆石発作は胆石が細い管に詰まることで胆嚢がパンパンに張れてしまう病気です。吐き気が生じ、右わき腹、みぞおち、右の背中がとっても痛くなります。これも程度問題ですが、冷や汗をかいて動けなくなる人もいます。
夏場は水分不足のせいもあり、胆石が詰まりやすいとも言われています。
急性胆嚢炎・胆石発作の検査
お腹をよく触らせていただき、まずは腹部超音波検査と院内での迅速血液検査を行います。腹部超音波検査は胆石の他にも肝炎、尿路結石、腹水、膵炎といった他の臓器の病気を見分けることができます。
血液検査は胆石発作から胆嚢炎まで起こしていないかを確かめるために行います。
急性胆嚢炎・胆石発作の治療
絶食
胆嚢は、食事をとると収縮して動き出すので、動きを止めるためには食事を止めることが大事です。痛み止め
痛み止めは当院ではすぐに効くので坐薬を使います。坐薬を使うと20分ほどで痛みは緩和され皆さん一時的に痛みは楽になります。抗生物質
胆嚢炎の診断になった場合は、抗生物質の投与が必要になります。クリニックで経過を診れるくらい軽症であれば抗生物質の処方を行い、数日経過をみます。発熱や腹痛が治まらない場合は、手術を見越した入院が必要になります。CT撮影など精密検査も必要なので、ご入院できる病院を手配いたします。