帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。症状の多くは上半身に現れ、顔面、特に目の周りにも現れることがあります。
皮膚に発疹が出る前にズキズキとした痛みが生じます。その後皮膚症状が現れると、ピリピリと刺すような痛みとなります。50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。
また、50歳以上で帯状疱疹を発症した人のうち、約2割が皮膚の症状が治った後も痛みが残ることがあり、3か月以上痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」を発症するといわれており、年齢が高くなればなるほど帯状疱疹後神経痛の発症率も高くなります。

帯状疱疹ワクチン

• 50歳以上の接種不適当でない全ての方が接種可能なワクチンです。

• 当院では2種類のワクチン（生ワクチン：ビケン、不活化ワクチン：シングリックス®）をご用意しています。

2種類のワクチンの比較

※当院では、予防効果の高さから不活化ワクチン（シングリックス®）の接種を推奨しています。
※渋谷区民への助成額：不活化ワクチンは10,000円/回（2回で20,000円）、生ワクチンは4,000円です。

接種費用の助成

渋谷区では、接種費用の一部助成を行っています。

詳しくは、渋谷区ホームページをご覧ください。
渋谷区ホームページ

助成申請の流れ（渋谷区の方）

1. まず生ワクチンと不活化ワクチンのどちらかを接種するかを決めます。

2. 渋谷区地域保健課窓口へ助成の申請をしてください。
   地域保健課　帯状疱疹ワクチン窓口　03-3463-1262

3. 区が発行する予診票が届きましたら、予診票をお持ちの上でご来院ください。

接種の流れ

A. 不活化ワクチン（シングリックス®）
￥27,500/回（税込）

• 来院いただき、まず医師の説明を受けます。在庫があれば当日接種も可能です。

• ただし、シングリックス®は筋肉注射であり、翌日に発熱や全身の倦怠感が生じます。

  接種日を改めて他の日にしたい方は、スケジュールをご確認の上、ご料金の前払いをしてお帰りください。

• 接種された方は、２回目の予約をしてお帰りください。

• シングリックス®の２回目接種は、１回目の2か月以降６か月以内です。

  （例：１回目を4月1日に接種された場合は、２回目の接種期間は６月１日以降9月30日までの間となります）

B. 生ワクチン（ビケン）
￥7,700/回（税込）

在庫は用意しておらず、お取り寄せ後の接種となります。
生ワクチンは１回のみ接種で終了です。

比較については下記サイトもご参考にしてください。

・日本プライマリ・ケア連合学会　ワクチン情報サイト
・渋谷区公式HP　帯状疱疹ワクチン接種費用の一部助成