総合内科
INTEMAL MEDICINE
高血圧
たまたま測った血圧ではなく、繰り返して測っても血圧が正常より高い場合を言います。一般的な基準は最高血圧140mmHg, 最低血圧が90mmHgを超えていれば高血圧と診断されます。
血圧の正しい測り方
腕に巻くタイプ がおすすめです。
手首や指先、スマートウォッチなどは不正確なため誤差が生じます。厚手の服を避けて腕にきちんと圧がかかるように測定しましょう。朝と晩の2回同じ条件で測定する
朝は起きた後で、お手洗いに行って食事をする前に、1-2分で良いので安静にする時間を取ってから測りましょう。話したり何かを飲み食いしないで測定しましょう。
夜は入浴直後を避け、寝る前に1-2分安静にしてから測定しましょう。何時でもよいですが毎日決まった時間に測定するとよいです。毎日でなくても大丈夫です
毎日測るのも疲れてしまいます。平日と週末を組み合わせて、週に1~3回ほどで良いので測定しましょう。
高血圧の原因
本態性高血圧:高血圧の90%はこちらです。遺伝の因子や生活習慣病が関与していると言われています。
・過剰な塩分接種
・肥満
・過剰飲酒
・精神的なストレス
・運動不足
・野菜や果物(ミネラル)不足
・喫煙
二次性高血圧:血圧上昇の原因となる病気がある場合を言います。
・原発性アルドステロン症
・褐色細胞腫
・薬剤性
多くは本態性高血圧なので、高血圧の原因は生活習慣にあることが多いです。
健診やドックで高血圧を指摘されたら、まずは週に何回か測定してみて本当に自分は血圧が高いのかを確かめましょう。その上で、自分の生活習慣の中で原因になりそうなものがないか振り返ってみてください。
治療
「薬を飲みだすとやめられないのではないか?」とご心配される方も多いです。確かに長く内服されている方も多いですが、原因が肥満や喫煙、運動不足であれば生活習慣の改善で血圧は下がることも多いです。そういった改善があれば医師は内服中止を提案することもあります。
医師が薬を処方する時は「人生で血圧が高い時間を少しでも減らしたい」からです。まずは血圧をしっかり下げて、それから原因の対策をしていきましょう。