恵比寿クリニック

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総合内科

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INTEMAL MEDICINE

便秘

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排便回数が1週間に3回以下の状態を便秘と言います。2日に1回くらいうんちが出ていればOKです。便秘はまったくなったことがない方もいれば、子供のころから悩んできた方もいらっしゃると思います。

大腸が原因の病気:過敏性腸症候群、腸閉塞、大腸ポリープ、大腸癌など
大腸以外の病気:糖尿病、橋本病(甲状腺機能低下症)、子宮筋腫、自律神経失調症など

便秘症はただうんちが出ないだけでなく、お腹の痛みがとっても強くなることもあります。夜中に救急車を呼ぶ方もいらっしゃるくらいです。またご高齢の方では、便秘の原因が大腸癌による通貨障害であることもよくあります。一度は大腸カメラやCT検査で大腸癌がないことを確認します。

たかが便秘、されど便秘です。症状の軽いうちに医師へご相談ください。

便秘の予防法

食事

・食物繊維の多い食事を摂る
食物繊維はうんちの芯になるものです。腸の動き(蠕動)を改善してくれます。野菜類、果物、こんにゃく、海藻類、豆類、イモ類などは食物繊維を多く含む食品なので積極的にとるようにしましょう。

・水分を十分にとる
大腸という臓器は水分を吸収するところです。水分の摂取が少ないと、便が大腸に水分を吸収され便自体が硬くなってしまいます。すると硬くなった便がさらに便の渋滞を引き起こしてしまいます。

・規則正しく三食を食べること
食事をリズムよくとることは、腸の蠕動を規則正しくすることです。偏食や一日一食など偏った食事のとり方はやめましょう。 

運動

体全体を動かす運動が良いです。血流が良くなり腸の動きが良くなります。腸という臓器は少しでも刺激を与えるともぞもぞと動いていきます。お腹が痛いときに手をあてると次第に正常の動きを取り戻していくのはだれしも経験があるのではないでしょうか。また腹筋を鍛えることも大切です。便を押し出すときには、腹筋の力に頼ることになるからです。

トイレに行けるようにする
排便は我慢しようと思えばできてしまいます。そうやって無理に我慢していると、腸や脳が便意を感じにくくなってきます。すると次第に便が出にくくなります。普段から余裕を持ち、こまめに便座に座る習慣をつけましょう。ちなみにこれは排尿でも同じことが言えます。行きたいときにトイレに行けないという状況はやはり良くないことなのです。
うんちはただ力んでも出ません。自律神経を整えるためにリラックスも必要です。しっかりと時間をとってトイレへ行ける余裕を作りましょう。

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