恵比寿クリニック

03-3440-3131

平日 9:00〜12:30 14:00〜17:30/土曜 9:00〜12:30

総合内科

総合内科

INTEMAL MEDICINE

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

原因

・ヘリコバクター・ピロリ菌感染
・NSAIDs(低用量アスピリン、ロキソニン®)
・ストレス

胃潰瘍、十二指腸潰瘍は胃酸の分泌と粘膜の保護のバランスが崩れる時に起こる病気です。ヘリコバクター・ピロリ菌の感染による長期の慢性炎症が最大の原因でしたが、近年では除菌治療が進み、ピロリ菌が原因の胃十二指腸潰瘍は減ってきました。
症状としては食事の前後、食事中にみぞおちが痛むことが多いです。もとは胃炎から発生している病気のため、食事を摂ると吐いてしまうこともあります。診断のためには胃カメラで検査を行います。治療は絶食と酸分泌抑制薬による治療を開始します。

もし黒色便が出ている場合は、胃や十二指腸の潰瘍から出血している可能性が高いです。そういったケースでは当日に胃カメラを行うか、貧血の進行が著しい場合は、総合病院へ入院加療が必要になります。

何より食事を摂らないことが一番の治療になります。クリニックへ通院していただきながらでも治療は可能ですが、胃十二指腸潰瘍の診断を受けた後は数日は食事を摂らず、飲水のみで過ごしていただくことが最も大切です。

ピロリ菌感染の診断

ピロリ菌に感染しているかは、当院では以下の方法で調べます。

・尿素呼気試験:息を吐いてもらい、その中の成分を見てピロリ菌がいるかを調べます。
    使用法=感染していることの確認、除菌判定

・血液検査:ピロリ菌に感染することによってできるIgG抗体を測定します。
    使用法=感染していることの確認

・便中抗原:ピロリ菌の抗原が便にいるかを調べます。
    使用法=感染していることの確認、除菌判定

ピロリ菌の治療

以下の3種類の薬剤を、朝と晩の2回内服します。治療は1週間で終了します。除菌の成功率は約90%と非常に高いため、ピロリ菌が感染している方には皆さんお勧めしております。

・タケキャブ®(胃酸を抑える薬)
・サワシリン®(抗生物質①)
・クラリスロマイシン®(抗生物質②) 

※サワシリンはペニシリン系の抗生物質です。ペニシリンアレルギーの方は別の治療をご提案させていただきますので、外来で医師へご相談ください。







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